様々なタイプ

医師

男性に多い障害

発達障害の代表的な症状の一つ目、自閉症スペクトラム障害は、少し前まではアスペルガー症候群とまとめて呼ばれていたものですが、近年自閉症スペクトラム障害に変わりつつあります。発症者数は100人に1~2人居るとも言われていて、そんなに珍しい症状と言えないかもしれません。この障害は男性に発現する確率が高いのが特徴で、父親と息子が同じ自閉症スペクトラム障害という事例も報告されています。この発達障害における自閉症スペクトラム障害の大きな特徴は、他人とのコミュニケーションの際に判明することが多く、他人の気持ちや立場を考えない発言や、自分中心の言動が目立つようです。いわゆる「空気が読めない」と言われる言動や行動は、自閉症スペクトラム障害に広く認められる兆候です。また、自閉症特有の症状である言葉の不自由さが見られることもあり、他人に分かりやすく物事を伝えたりすることが苦手な場合があります。自閉症スペクトラム障害の特徴が強い人は、ある一定の規則性がある物を好むという特徴があります。代表的な例として数学や物理で高い能力を発揮する例があります。プログラミングなども得意な人が多いのも、発達障害の中の自閉症スペクトラム障害の特徴でしょう。もちろんこれは傾向であって、誰でも必ずこうなるというわけではありません。性格面では、言動では他人を思いやったり、気を使うことが苦手なタイプの人が多いのですが、平等とか公平ということに大して強いこだわりがある方が多いようです。

落ち着きが無い

発達障害は様々なものに分類されますが、中でも注意欠如・多動性障害(ADHD)は、年齡を見た時に、その年齡なりの落ち着きが無い、不注意が多いということが特徴で、大体7歳頃までに症状が表れます。自閉症スペクトラム障害と異なり、男性でも女性でも、そんなに発症率に違いはありませんが、男性は年齡を減ると有病率が低下するのに比べて、女性は年齡を重ねても変化が少ないとも言われています。仕事や日常生活においては、ミスが多かったり、事故にあいやすかったり、普通の人が注意をして回避するトラブルや間違いを起こしてしまう事が多いようです。また、体の多動も大きな特徴で、特に学童の間は、授業中に席でじっとしていられない、落ち着きのない子供と言われている中には、発達障害、あるいはこのADHDの場合があるようです。多動性は人によっては症状として出てこない人もいて、ADHDと気が付かないままの人も多いと言われています。ADHDの人の性格や能力面では、発達障害の人の中でも発想力がとても豊か、ユニークなアイデアを持っていることが多いようで、好奇心も旺盛です。

学習障害を知る

発達障害の3つ目のタイプである学習障害(LD)は、知能面での障害が顕著です。それも、全体として見た時にはほとんど問題が無いのですが、ある1つの事柄を行なうのに大変難しいという特徴があります。幼児の頃はあまり気にならないのですが、国語や算数などの学習を始めると徐々にその性質が表れるため、小学校入学後に判明することが多いのが特徴です。学習障害によく見られるケースとして計算が苦手、位置や日時の認識が難しいというものがあります。単なる成績不振、やる気の無さと誤認されて、本人も周りの方も苦しんでしまうため、本人の行動などをよく見て、認識してあげることが大切です。発達障害はこういった様々な症状に分かれているので、一概にくくることは出来ません。また発達障害だからこそ普通の人にはない魅力や能力があります。ただ発達障害だからと周りからの指摘や言動によって未来が左右されてしまうケースもあるので、発達障害だと分かった時点でまずは医療機関に相談をしてみましょう。

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