2つの症状

相談

違和感を抱く

周囲から「お前、最近様子が変わったな」「何だか物覚えが悪いな。」などと言われた事がある人がいるでしょう。また、ご自身も「自分、最近物忘れが増えてきたように思う」「人間関係が苦手になってきた。」などと思うことがあるかもしれません。このように、周囲またはご自身が何かしらの違和感を抱いている時期を傾向認知期と言います。この時点ではまだ違和感を抱いているだけなので、まさか自分も周囲も、これが発達障害の一種だとは思いもしません。元々、傾向認知期は親御さんが自分の子供に対して違和感を抱いている時期を指すことが多いのですが、テレビのニュースで報道されてからは、大人にも傾向認知期があるという認識が広まってきました。

二次障害の存在

他にも不適応期という時期がありますが、実はこの時期が一番危険とも言われています。何故かと言えば、不適応期になると適応障害と同一性拡散が起き、二次障害を発症させてしまうからです。二次障害を発症すると一体何が起きてしまうのでしょうか。一般的に、出社したくない、あるいは登校したくないということが起こります。会社において、職場の人とうまくコミュニケーションを取ることが出来なくなり、「会社に行きたくないな。」と思うようになります。また、お子さんの場合も、自分の殻に閉じこもるようになり、「学校に行きたくない。」として不登校を起こしてしまいます。また集中力が無くなり、よくボーッとしてしまうことが多くなります。それによって、目力が無くなってしまったり、表情が暗くなってしまうことがあります。さらに死にたいという気持ちがでてきてしまいます。「死にたい。」という気持ちになると、段々と自殺願望を持ったり、自身の体に傷を付けるという自傷行為をしてしまいます。他にも分かりやすい行動として、感情の起伏が激しくなります。お子さんが親御さんに対していきなり甘えん坊になったり、急に敵対意識を持ったりと、発達障害の場合は主に感情の起伏が激しくなります。

諦めない

今までの症例について、もし少しでも当てはまることがありましたら、すぐに診断を受けるようにしましょう。そして一番重要なのは、もし発達障害に罹っていることが判明しても、決して諦めない気持ちを持つことです。中には発達障害に罹っていることが恥ずかしいという気持ちを持って、それをひた隠しにする方もいらっしゃるかもしれませんが、発達障害に罹るのは決して恥ずかしいことではありません。まず、自分が発達障害に罹っていることを素直に認めることが大事になります。また、ご家族の方で、自分のお子さんが発達障害であることに疑いを持っている場合、周囲に相談することがあると予想されます。でも、周囲は「私には全然そうは見えない。」「私も子供の頃、そんな感じだった。」と言われることが多いのではないでしょうか。でも、周囲からそう言われたからといって、それで安心するのは禁物です。発達障害に罹っているのかどうか分からなくても、それをハッキリさせる為にはまずご家族の方がしっかりと向き合い、キチンと治療を受けさせてあげることです。ご家族の方も発達障害に理解を示して丁寧に接してあげれば、最終的に発達障害を治すことが出来るようになります。とにかく、諦めない気持ちを持ち続ければ大丈夫です。

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